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医療人の基礎知識


鈴鹿医療科学大学編


本体価格¥1000+税 '14/03/31刊 ISBN978-4-903866-24-6 C1047   B5版、167頁


基礎知識
         
             目次
             はじめに 学ぶ意義・大学での学び方 i

Ⅰ いのちと医療の倫理学                          1
第1 章 人の命と生命倫理─基調講義─              2
第2 章 倫理学基礎と生命倫理学①                  6
第3 章 倫理学基礎と生命倫理学②                  8
第4 章 倫理学基礎と生命倫理学③                 10
第5 章 人のいのちはいつ始まるの?
        ─生物学からみた人の生命─               12
第6 章 人は死んだらどこへ行くのだろうか? 
        ─日本人の死生観を考える─               14
第7 章 生殖医療                                 18
第8 章 出生前診断・人工妊娠中絶
─あなたがこの世に生まれてくることができた理由─ 20
第9 章 遺伝子操作と遺伝子治療                   22
第10章 脳死・臓器移植                           26
第11章 延命治療・尊厳死・終末期                 32
第12章 緩和ケアとは何?                         34
第13章 医の倫理─医療人・医療界の倫理─         38
第14章 インフォームド・コンセント               40
第15章 病気と当事者
    ─もしあなたが突然「てんかん」と言われたら─ 42

Ⅱ 医学を学ぶための基礎知識                     45
第1 章 人体の成り立ち─人体の階層構造─         46
第2 章 人体の成り立ち─脳の構造と機能─         48
第3 章 人体の成り立ち─筋肉と筋収縮のしくみ─   52
第4 章 人体の成り立ち─消化管の構造と機能─     54
第5 章 人体のはたらき─植物性機能─             58
第6 章 人体のはたらき─動物性機能─             60
第7 章 細胞って何?─分子細胞生物学─           62
第8 章 病気って何? ─病気の原因・特徴─         64
第9 章 癌という病気─悪性腫瘍─                 68
第10章 生体防御と感染症                         72
第11章 循環器の病気                             76
第12章 運動器の病気                             78
第13章 脳と神経の病気                           82
第14章 消化器の病気                             86
第15章 呼吸器の病気                             90

Ⅲ 社会の中の人と医療                           93
第1 章 医学医療史①                             94
第2 章 医学医療史②                             96
第3 章 日本と世界の医療の現状─医療統計─       98
第4 章 日本の医療政策の現状と課題              102
第5 章 医療制度                                104
第6 章 保険(医療・介護)制度                  106
第7 章 社会保障制度                            108
第8 章 医療経営と経済                          110
第9 章 高齢者医療、終末期医療                  114
第10章 医療事故と医療訴訟                      116
第11章 化学物質による職業病と予防
      ─産業保健と健康管理─                    118
第12章 病気と健康─地域で必要とさることは─    120
第13章 僻地医療                                122
第14章 国際医療協力                            124

Ⅳ チーム医療と他職種理解                      129
第1 章 チーム医療とは(総論)                  130
第2 章 チーム医療と診療放射線技師              132
第3 章 管理栄養士とチーム医療                  134
第4 章 臨床検査技師とチーム医療                136
第5 章 チーム医療における理学療法士の役割      138
第6 章 ソーシャルワーカーとは                  142
第7 章 チーム医療における臨床心理士の役割      146
第8 章 鍼灸治療とは                            150
第9 章 チーム医療と臨床工学技士の役割          154
第10章 チーム医療と医療情報工学                158
第11章 チーム医療における薬剤師の役割          160
第12章 看護職とチーム医療                      164
第13章 医師とチーム医療                        166
        


見所:医療人の基礎知識

         



      

書評:『医療人の基礎知識』を考える   山本哲朗


         
        『医療人の基礎知識』
 本書は医療系大学の新入生や、専門教育開始前の学生達を対象とし、専門カリキュラムで学ぶ
領域を項目ごとにまとめたものである。全体は、医療人としていつも直面させられる「いのちと
医療の倫理学」、「医学を学ぶための基礎知識」、「社会の中の人と医療」、「チーム医療と他
職種理解」の4部構成になっている。この構成から見ても、姉妹編の『医療人の底力実践』と対
をなしているが、本書だけでも医療関係の生物・人体・社会科学を概観するのに役立つと思われ
る。多数の専門家がオムニバス形式で執筆しているので、項目毎の掘り下げ方に多少のばらつき
があるのは仕方が無いと思われる。自然科学の中でも医療関連の講義は他の理系講義と異なり、
人体の構造と働き、さらに病気についての幅広い知識を必要とする。このような広範な領域の学
習を目の前にするとどうしても量の多さに圧倒され学習意欲が削がれてしまいがちである。その
ような時に、本書のような各分野を概括してくれるような指導書があれば、学生は前もって全体
像をおぼろげながらにつかむことが出来きる。そうすることにより、自分が知識の密林の中で迷
子になってしまわないように工夫出来き、俯瞰的に講義構成全体を必要に応じて確認出来ること
となる。もちろん先に述べたように、分担執筆でオムニバス形式であるため、新入生に取っては
難解な項目も見受けられるが、本書を4年間のいろんな時期に読み返すことは医療関係学科の学
生に取っては有意義な指針となることは間違いないだろう。
 前書と本書を上手く組み合わせた教育により、医療系学生の人体機能・構造への理解の促進と、
医療人として将来活躍する際の社会的な技能(底力)を発揮出来るよう活用することが重要であ
る。
      

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